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沈まぬ太陽

 沈まぬ太陽2.jpegフランスの帰りに、フィンランドのヘルシンキ経由北回りでロシアの上空を東に向かって飛行しました。 

白夜に近く、地平線にたたずむ太陽は何時間も沈みません。 

沈まぬ太陽見ながら、走れメロスの事を思っていました。 

メロスは、太陽が沈む前に城に戻らないと、自分を信じて人質になった親友が、殺されてしまいます。でも、戻れば自分が死刑になります。周りの人は、わざわざ死にに行くことはないから、走るのやめたらと言います。でも、メロスは、走り続けます。周りの人は、そんなに走ったら心臓が、やぶれしまうから休んだらと言います。でも、メロスは、休みません。 

休むと助かりたいという気持ちが、襲ってくるからです!自分の弱さと戦っていたのです! 

無事たどり着いたメロスに感動した王様は、友人もメロスも許してあげます。二人は生涯の友となりました。 

この作品は、友情がテーマと捉えがちですが、作者の思いは、誰もが持つ人間の弱さと必死に戦う心だったかなと、真っ赤な夕陽みながら、そんな事を考えていました! 

 

                                        院長

  

京都の旅〜大徳寺高桐院〜

京都の旅で大徳寺高桐院を訪れました。
春の日差しに穏やかな暖かみを感じさせる路地の先に松向軒がありました。
 
 畳の小さな部屋の中に、安らぎと、心癒す豊かな静けさが満ちていました。
私は、当時茶の湯の世界は全く知りませんでしたが、茶室の前にすわりながら、亭主と客が向かい合っている姿を想像しました。
穏やかな日差しに包まれた路地が奏でる風に草木がなびく音、鳥の声、これから始まるすてきな世界への前奏曲です。

にじり口が客を迎えると、亭主と客は、安らぎと、信頼の中に身を浸し、こころを通じ合います。小さな窓から入る光さえも、限りなく優しく、光の中に浮かぶ塵さえも輝いて客人を歓迎するようです。

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